幼児期の早すぎる歩行はО脚を招く
赤ちゃんはみなО脚で当たり前、これは事実です。そして成長とともにだんだんとまっすぐな脚になっていくのですが、これがまっすぐにならずにО脚のまま成長してしまう場合があるのです。その原因として言われているのが、幼児期の早すぎる歩行訓練です。
赤ちゃんは体の成長に合わせて、寝てばかりいた時期から寝返りをし、お座りをするようになって、ハイハイ、つかまり立ち、歩行、と順を追って行動パターンが広がっていくものです。もちろん個人差がありますので、ハイハイせずにいきなりつかまり立ちをする子がいても何も問題はありません。また、それらができるようになる時期がその子その子によって違うのも当然のことです。
体の成長に合わせてと述べましたが、1歳頃までの赤ちゃんの脚は歩くための準備期間で、まだ自分の体重を支えることができません。そこへ歩行器などに乗せると、成長過程の未熟な脚にはとても大きな負担がかかってしまいます。
成長過程の赤ちゃんの脚は内側の骨が特に弱く、そこに全体重がかかると圧迫され、骨の成長の邪魔をしてしまいます。そうなると脚の外側の骨ばかりが成長してしまい、内側の骨とでとてもアンバランスなまま成長することになります。これがО脚の原因です。
これは生活習慣や運動不足などからくるО脚とは違い、骨そのものの問題なのでマッサージや整体などでは治しようがありません。このタイプのО脚を治すには場合によっては手術が必要となるかもしれません。
赤ちゃんの成長はとても個人差があります。1歳を過ぎても歩かない子もいますし、早い子では8か月、9か月で上手に歩く子もいます。歩くようになった子が歩くのをやめさせることはできませんが、なるべく早期に歩行訓練をすることは避け、自然に任せて我が子の成長を見守ることが大切でしょう。
